メモリ16GBもあれば足りないなんてことはないだろう。そんな風に思っていた時期が私にもありました。事実、特殊なことをしなければメモリが足りないなんて事態に直面することはないでしょう。しかし、今回少しだけ特殊なことに手を出してしまったがためにメモリが足りないという事態に巻き込まれてしまいました。
最近流行りのディープラーニングというやつです。
このディープラーニングのせいで、僕のおとなしかったパソコンが凶暴な化物へと変貌してしまいました。メモリをバクバク食べて困っています。私のしつけ(プログラム)が悪いのかもしれませんが、それでもメモリを食い過ぎです。
仕方ないので餌(RAM)を増やすことにしました。
2倍の32GBです。これなら流石に大丈夫でしょう。
僕のパソコンは「G-GEAR mini」
ヤマダ電機の仲間の電気屋「TSUKUMO」さん。ツクモたんっていうかわいいキャラクターで有名だね。
私はこのツクモというお店でパソコンを購入した。「G-GEAR mini」というカテゴリのゲーミングPCでコンパクトなデスクトップパソコンだ。
当時VRに興味があったのでOculusをやるだけのために購入したパソコン。今ではPUBGやAPEX専用機みたいになっているが、あくまでも研究的な方面で使うことを考えて購入したパソコン。
スペックはこんな感じ。
RAM:16GB
GPU:GTX 1070
まぁ十分なスペックだと思う。だがしかし、今回RAM16GBが足りなくなってしまったので交換したのだ。
メモリ稼働率99%
まず最初にこれをみてほしい。とある日のメモリ稼働率である。
16GBというメモリがキレイにフルで使われているという素晴らしい瞬間を捉えた一枚である。
これは文章生成の自動化を目的に文章自動生成モデルの生成のための学習を行っている時のメモリの稼働率。Kerasのサンプルプログラムを改造したのでむちゃくちゃ効率の悪いプログラムを回している可能性もあるが…にしてもやばい。
そもそも本来学習したかった文章を大幅に削った状態でこれである。非常に問題だ。というわけで早急にメモリを交換または増設する必要があった。
メモリが2枚しか刺さらない…
ということでパソコンにあまり詳しくなかったので、交換できるメモリを調べてみようと、 とりあえずパソコンを分解してみた。すると思わぬ事態に。
なんと、メモリが2枚しか刺さらないのだ。
現在16GB。つまり「8GBx2枚」という体制でついていた。私のイメージではメモリは4枚刺さるものというイメージであったので、大きく動揺した。予定では「8GBx2 + 16GBx2 = 48GB」のメモリとなる予定だったのに、「16GBx2」しかできないという事実。
残念。
でもとりあえず「DDR4」のPC版を買えばいいということがわかったのでアマゾンへ探検に行った。
Amazonで見つけた強そうなDDR4
[DDR4 32GB]って検索するだけでたくさん出てくるので便利な時代だ。一瞬で大量のDDR4が出てきた。
いろんなメモリが出てきたが、とりあえず一番安いのをチョイス。一番安いのがあの有名なCORSAIRの製品で、しかもアルミ製のヒートスプレッダーがついているというオーバークロックのための設計と豪語する製品。
アクセル全開でこき使おうと思っていたので、これくらいやる気があると助かる。一番安いしこいつにした。ちなみにプライムデーだったので更にお安く買うことができた。
交換は楽勝。外して指すだけ。でも横幅ギリギリ。
交換は超簡単である。パソコンの蓋を開けて、すでに取り付けてあるメモリを取り外し、購入したメモリを指定の箇所に押し込むだけ。
超簡単。
でもヒートシンクがついているから横幅は結構ギリギリ。メモリとメモリの間1mmくらいしかない。空間の有効活用って感じがするけど、熱を持った空気がこもらないのかな?そこら辺不安だね。
メモリを取り付けて、パソコンを起動したらあら不思議。メモリの部分が16GBから32GBに増えているではありませんか!すごい!
特になにもいじることなくメモリ32GBにすることができてよかったです。他の交換記をつけている人のブログをみたら認識されない(涙)みたいな人もいたのだけれど、そんなことがなくてよかったです。
せっかくなので外見を見ていこう。
せっかくだから外見を見ていこう。普通メモリって言ったらこれを想像するんじゃないかな。
緑色のボードに黒い四角やつがいくつかついている。これが一般人の想像するメモリだ。
しかしCORSAIR VENGEANCE LPXは違う。全体がアルミで覆われていて、ひんやり感がすごい。緑色のメモリはちょっとしたことで壊れてしまいそうだが、こいつはデコピンくらいじゃびくともしない。
かなり強そう。
よくある緑色のメモリと比較するとこんな感じ。横幅かなりありますね。5倍くらいある。メモリをマザーボードに刺すと横幅がギリギリなのも納得だ。
メモリ交換って結構簡単なんだなって。
今回得られた知見は「メモリ交換って結構簡単なんだな」ってこと。パソコンの部品の交換ってちょっと怖くありませんか?マザーボードなんて小さな部品めちゃくちゃついてるし、もし壊してしまったらどうしようとか、静電気でなんかよくわからないけど壊れたりしそうだなとか。でも今回メモリの交換をしてみて、そこまで怖がることはないかなと思いました。
僕はこれまで完成したパソコンしか購入したことはありません。
でも今回のメモリ交換の知見を生かして、次はパソコンをパーツから自作してみたいと思いました。
多分思ったよりも難しくない。挑戦してみる価値はありそうだ。