[レビュー]「insta360 EVO」で180度VRも360度も。insta360 oneから進化!

カメラ

360度カメラ界隈では有名なinsta360社が3月中頃に新作カメラを発表!今回はなんと360度だけじゃなく、180度VR映像も撮影可能!!ということで早速注文してみました!

どこかのネット記事には4/12発売スタートと書かれていましたが、公式サイトで購入したら3月28日に自宅へ届いたので、早速いろいろ撮影して来ました。

360度撮影を牽引する中国深センinsta360社

insta360は中国深センのベンチャー企業で、「insta360 one」を始め、360度アクションカメラの会社として成長してきました。

私はVRデバイスに興味があるので、当然VR関連である360度カメラに興味がとてもあります。

昨年2018年の夏にRICOH THETAを購入し、その後、Oculusを日本に持ってきた@GOROmanさんがinsta360で撮影した映像をTwitterに投稿しているのを発見し、その直後すぐさまinsta360 oneを購入。

2台の360度カメラを所持していても体は一つなので、結局使うカメラは一つなわけですが、そんな状況下、常に使っていたデバイスは「insta360 one」。

手ぶれ補正の機能とか編集の面からもinsta360のほうが圧倒的に使いやすく、RICOH THETAは気がついたら引き出しの奥底へ…。

insta360を使って撮影して作った作例はこんな感じでYouTubeにアップロードしているので是非見てください。


さて360度カメラとOculus Goを購入して遊んだ人間が次に何をしたくなるかというと、それは180度VR映像の撮影と視聴です。

すでに2018年夏にはLenovoがmirage Soloと同時に180度VRカメラであるmirageCameraを発表しており、それは常々ほしいなぁと思っていたところですが、流石にそうぽいぽいカメラを購入できる財力があるわけではなく、当時は延期していたわけですが…。

insta360から来た宣伝メール

2019年3月中頃にinsta360から180度VRと360度映像が撮れる新しいアクションカメラが発売される!という情報が入りまして、これは買うしかないと、そう思い、購入に至ったわけです。

どこかの記事に日本での取扱は4/12からであるという記載を見つけたような気がしますが、公式サイトでは販売開始していたので、ポチったら3/28には自宅に届きました。(残念ながら旅行中で実際にふれることができたのは3/31になりましたが…)

自宅に届いてからしばらく経過していますが、そろそろ使用感を書いてみようかなぁと思いまして、筆を執った次第です。

360度映像と180度VRが撮れるカメラ

insta360 EVOがこれまでのinsta360シリーズと違う点は、360度映像だけでなく、180度VR映像も撮れるというところにあります。

「insta360 one」,「insta360 one X」は360度映像しか取れませんでした。

そのため、カメラで撮影したその場面すべてを、その後平面で確認することができても、その場面を立体的に再体験することはできなかったというわけです。

確かに360度映像をVRデバイスで見ることは、スマホやタブレットのような二次元的画面で閲覧するよりは遥かに体験レベルを上げることが可能です。しかし、やはり360度全方向に平面の動画を貼られただけという感触で、VRデバイスの本来の強みを生かすことはできていません。

VRの良さはやはり非現実空間がまるで現実かのように体験できるというところにあり、閲覧するというよりは体験するという表現のほうがVRコンテンツに関しては正しい表現であると考えています。

別に360映像を見るだけであれば、スマホやタブレット、パソコンの二次元画面で画面をスクロールしながら全方位を確認すればいい話で、わざわざVRデバイスを引っ張りだしてくる必要性はありません。

しかし、一方でVR映像は絶対にVRデバイスでしか閲覧することはできないのです。

ということで180度でしかも立体的に見えるVR映像が撮影できるということはVRデバイスを使うという点で非常に有効であり、もっとも有意義な使い方であると言えると思います。

というわけで、180度VR映像が撮影できる『insta360EVO』はまちに待った製品だったわけです。

尚、180度VR映像と360度映像が撮影できる製品は他にもあります。例を上げれば、先程出てきたmirageCameraQooCamなど。

ただ、商品レビューや実際に撮影されたVR映像をYouTubeを通してOculus goで確認したところあまり心躍らず、結局大満足していたinsta360の後継機種を待っていたというところはあります。

商品の使用感…仕様感…

ではガジェット好きの皆さんが気になる外観等のチェックをしていきましょう。

なかなか公式サイトの宣伝写真だと細かい部分がわかりにくかったり、いい部分しか見えづらかったりしますからね。

insta360 EVOはなかなかおもしろい製品ではありましたが、気になる部分が何点かありました。写真と一緒にチェックしていきましょう!

180度VRモードと360度モードの切り替えが…

180度VRと360度の撮影方法はカメラの付き方が違います。180度VRの場合は2つの魚眼レンズを人間の眼のように置くことで両眼視差を発生させ、VRデバイスで見たときに立体感を人間に与えます。

そのため上の画像のように2つのカメラが横並びのような感じで撮影します。

一方、360度カメラは魚眼レンズを前後すべてをカバーできるように設置する必要があります。

上の画像のように、180度撮影可能な魚眼レンズを対称に設置することで360度撮影することが可能になるわけです。

この180度VRモードと360度モードの変更は自身で行う必要があります。

このような接合部分が2つあるので、撮影したいモードに合わせて、変形させます。ただ、この変形がちょっとやりにくいです。

金属の板に穴が空いており、そこにストッパーとなる金属の凸をはめて、180度モード、360度モードを固定するという仕組みなっているのですが…。この凸を金属板の穴にはめるのがなかなか難しい。うまいこと調整しながらカチッとはめるのになかなかコツがいります。

何度もモードの変更の練習をしていたら、なんとなくコツを掴むことができましたが、それでももう少しさらっとできるようにしてほしかったかなぁなんて。

磁石でくっつけられたらすごい良いんですけどね。最近は結構電子機器で磁石使われてるし…できないのかなぁ?

今後アップデートされるのであれば、ぜひアップデートお願いします!!

360度動画。ステッチはあまり気にならない。

上の画像は360度カメラで撮影した画像なのですが、矢印あたりがステッチされた場所です。

確かに言われればちょっと違和感を感じるかもしれませんが、言われなければあまり気にならないレベルだと思います。

ただステッチがうまくいかないとこうなることもあります。上の画像ではうまくステッチされていませんね。電車もバスもパスモの部分がかぶさっちゃっています…。

insta360 EVOは360度カメラ的にはとても難しい形状をしています。

360度カメラは基本的に2つのレンズの距離が近ければ近いほどいい。

しかし、insta360 EVOは180度360度の両方に対応するためにどうしても360度モードでは厚くなってしまいます。

左が「insta360 EVO」右が「RICHO THETA」です。

その差は歴然ですよね。

というわけで、むしろこのレンズとレンズの距離であのステッチで済むというところにロマンを感じていただきたい。というか僕は感じました。

めちゃくちゃすげーなおいってなりました。

個人的には大満足です。

180度VR動画。Oculusで見ると楽しい。

androidシールが貼られたOculus Go

360度動画はYouTubeで簡単にだれでもお手軽に視聴できますが、残念ながら180度VR画像はVRデバイスがないと見ることができません。

YouTubeに三浦海岸を180度VRで撮影してみたので、ご覧ください。VRマシンをお持ちの方はこの動画を立体視することができます。お持ちでない方は2Dの180度動画が流れると思います。

これまで個人では撮影がなかなか難しかった180度VR映像をサクッと撮影して、そのままサクッとOculus Goで閲覧できるというのは、Oculus Goの使用用途が広まってとてもいい感じです。

Oculus Riftとはことなり、Oculus Goは二次元映像コンテンツが中心でサブ的な位置づけで誰かの制作したVRコンテンツを見るという使い方が、これまでの僕のOculus Goの使い方でした。しかし、insta360 EVOの出現により、自身で撮影したVR映像を見れるという新しい遊びができるようになったので、Oculus Goの利用用途がよりさらに広がってとてもいい気分です。

ガジェットとしてとてもおもしろい

360度もとれて180度VR映像も取れるinsta360 EVOはガジェットとしてとてもおもしろい製品だと思います。

360度映像のみの撮影だと、持ち手という意味で前作のinsta360 one Xがいいかもしれません。でも、ガジェット好きのみなさんなら、絶対に変形するinsta360 EVOのほうが好みじゃないですか?

今VRデバイスもどんどん進化を続けています。今後もっと手軽にVRができるようになるのは間違いありません。それなら、今日から記録を180度VRでしていくのもおもしろくないですか?

頭につければ、旅行も追体験することができます。自宅でちょっとしたタイムスリップです。

ぜひぜひ。という感じです。

ここまで読んでいただきありがとうございました。ちょっとお高いですけど、絶対それ以上の体験はできますよ!ではノシ

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ロードバイクにつけて撮影して見た結果とか…

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