Androidスマホをマウスで使う方法。4ヶ月間で見つけたAndroidのマウス運用の正解とは。

How to

Androidって実はマウスでも操作できるってことご存知でしたか?意外と知られていない?

今回はスマホの画面を割ってしまってパスコードが解除できない!文字が打てない!そんな私がキャリア契約満了までの4ヶ月間をAndroidをマウス操作で乗り切ったお話をしたいと思います。

私とAndroidスマホとマウスの、4か月間の愛情物語。

第一章:転落(スマホが胸ポケットから落下しました)

あるうららかな春の日、私はスマホをワイシャツの胸ポケットに入れて飛び跳ねてしまった。それが後々悲劇を生むことになるとも知らずに・・・

「あっ・・・!!」
耳をつんざく女子高生の悲鳴がO高校に響き渡った。そう、彼女のスマホ(彼女の美学は裸だった)は彼女のジャンプと同時に宙を舞った。

それから何秒が経っただろう。無情にもXperia Z3の美しいガラスの背面がコンクリートにたたきつけられた。そう、彼女が「バリフォン」デビューをしてしまった瞬間なのだった。(「iPhoneじゃないじゃん」だって?聞こえない

あ~あ・・・。

彼女は震える手を伸ばし、そして、拾った。長年(1年6か月)愛したXperiaの無事を確かめるように。恐る恐る電源ボタンを押す。
「点いた・・・!」彼女は急いでパスコードを打った。そこで、おかしなことに気が付いた。

「あれ、画面が反応しない!?」
そう、ここからが本当の”地獄”の始まりだったのだ・・・。

第二章:運命の出会い(マウスでスマホを操作できるらしい)

彼女の生存確認の結果、画面の真ん中三分の一程度が使えなくなっていた。
ここで大きな問題が立ちふさがった。

「パスコードが解除できない・・・」
彼女は運の悪い人間だった。パスコードの数字がある位置の液晶が反応しなくなっていた。

「まだこのXperiaとやりたいこと(LINEの引継ぎ設定、親への連絡、etc)がたくさんあったのに・・・!」

八方ふさがりだった。彼女は絶望に暮れていた。

結局その日は親に連絡できないまま自宅に帰ることになった。スマホが使えないだけで、こんなにも人生が不自由なんだと。スマホに縛られ、スマホに踊らされているような毎日に、無くして初めて気が付いたのだ。それでも・・・それでも彼女は・・・Xperiaと共に生きる道を選んだ。

「『スマホ 壊れた マウス』・・・?」
そんな検索ワードが、彼女の4か月間を大きく変えることになろうとは、まだ誰も知る由もない。

第三章:再生(スマホがマウスによって復旧しました)

彼女は「画面が壊れ操作できなくなったスマホを、マウスを接続することで操作できるようになるかもしれない」という情報を得た。

早速家電量販店に行き、USBとUSB Type-Bの変換ケーブルを手に入れた。そして自宅にあった既に引退していた有線マウスを引っ張り出した。

500円くらいで買える。

「お願いします!反応してください・・・!」これがもし反応しなかったら・・・そんなことは考えたくもなかった。
一秒・・・二秒・・・カーソルは画面に現れなかった。
「・・・。」
絶望のあまり発狂しそうになる。だってもう打てる手はない・・・!

こんな感じで学校に持って行ってた

そんなとき、ふっと彼女の胸に言葉が浮かんできた。
「困ったときは再起動」
これさえあれば人生生きていけると教科書に書いてあった。彼女はすかさず電源を切り、また起動させた。

「カーソルが出てきた!!!」
誰にも分かってもらえなかったそうだが、彼女にとって2017年で一番うれしい日だったことは想像に難くない。

第四章:成長(だいたい使いこなせるようになりました)

”運命の日”を経て、彼女の人生は大きく変わった。なにより、彼女自身が人目を恐れない人間になったのだ。(あとパスコードが画面が反応する位置にある「1111」になった)

それがどういうことかというと、マウス片手に電車に乗ることができるようになったということである。
学校では嘲笑を込めた称賛を受け、電車の中では怪訝な目で見られた。しかし彼女は・・・(情弱ゆえンフトバソクとの契約に2年保証かなんかが入ってることを確認しなかっただけ)「このXperiaと生きていきたい」という固い信念のもと、修理を受けなかったのである。

またもう一つ、彼女は電車の中でスマホに語りかけるのを厭わない人間になった。帰宅時には親とのLINE画面を開き「今から帰るね」と優しくささやく。朝には「OK,Google. 今日の天気 神奈川」と、その姿はまるでGoogleアシスタントの申し子といっても過言でないほど、神聖な姿だった。

そして、彼女と「Google 日本語入力」の「手書き入力」との出会いは鮮烈だった。なにせ、全く彼女の意を汲んでくれないのだから。何回も無視され、勘違いされ、裏切られた。自分の(字の)何が悪いのか、彼女は毎日思い悩んだ。でも、向き合うしかなかったのである。(音声入力がさすがに恥ずかしくなってきたからね)

画像はイメージ。実際のものではありません

相手と真摯に向き合い、何を求め、何を求められているのかを考えることで、彼女は相手と分かり合える(機械に読み取ってもらいやすい字を書くこと)までに成長した。そして彼女はそんな気難しい「手書き入力」に次第に惹かれていった。
もう彼女の目には、マウスなんて見えていなかった。

休憩:3分クッキング「Xperiaのマウス添え」

①変換ケーブルの購入

まず「microUSB(USB Type-C)とUSB Type-B(メス)の変換ケーブル」を購入します。安いもので問題ありません。オスとメスを間違えないように!写真のようなものを買ってください。

microUSBの充電端子のスマホを使っている人はこちら!

micro-USB端子

こんな形をしているのがmicro-USB端子ですね。
端子がこれの型は下のような製品を買いましょう!

購入はこちらから(Amazon)

USB Type-C の充電端子のスマホを使っている人はこちら!

USB Type-C

こんな形をしているのがUSB Type-Cですね。
端子がこれの型は下のような製品を買いましょう!

購入はこちらから(Amazon)

②有線マウスを見つけ出せ!

次に有線マウスを手に入れてください!私は父の古くなった「dy〇abook」のマウスを流用しました。東芝とソニーが喧嘩してます。

③Androidスマホとマウスを接続

ケーブルにマウスをつなぎ、ケーブルをスマホに差します。もしカーソルが出てこなくても、落ち着いて。再起動してみてください。

④接続完了!

完成。カーソルが出てくるはずです。

第五章:苦悩(だんだんめんどくさくなってきた)

彼女がそんなに苦労してXperiaを使っていたのには、愛以外にも理由があった。
それは「〇フトバ〇ク」との「約束」だった。(契約期間外に解約しちゃうと一万円もの違約金が発生するので。金?いいえ、ソフトバンクへの忠誠心です)

そんなわけで、彼女は手書き入力>音声入力>マウス(不等号は頻度)とかいう禁欲生活を4か月も送っていたのである。4か月が明けた後に広がる「ワイモバイル」という明るい未来を夢見て。(忠誠心のかけらもないやんけ)

しかしそんな正義感のあふれた彼女を試練が襲った。

「めんどくさくなってしまった」のである。

そりゃ人間、今までフリック入力で万事解決!だったのが、満足にLINEも送れない、生きがいのTwitterもできない、特権階級ソフトバンクユーザーの「SUPER FRIDAY」に参加するにもめちゃめちゃ手間がかかる・・・嫌になってしまうのではないだろうか。彼女だけではない。いつ誰の身に降りかかってきてもおかしくない悲劇なのである。(普通の人はすぐ修理に出す)

そしてなんと実は、彼女はおめでたい頭をしていた。だから「壊れたスマホをマウスで使ってる私、時代の最先端!」という思いもあったに違いない。しかし、そんな錯覚が一瞬にして消え、彼女の目の前にはめんどくささだけが残ってしまったのだ。

残り3か月、彼女は修行のような日々を、耐え抜いたのである。

第六章:裏切り(負け惜しみ)

2017年9月。とうとうその日がやってきた。長い戦いが終わる日を、彼女は落ち着いた気持ちで迎えた。準備は十分。まずソフトバンクの店舗に行って解約。そしてワイモバイルの店舗で新規契約。契約プランは6GBの「スマホプランB」。機種は「Android One S1」か「iPhone SE」か悩みどころである。

ソフトバンクショップまで着実に歩みを進める。自動ドアが開く。ああ、さすが三大キャリア。開きが実にスムーズである。特権階級を、この身に感じる。白に統一された店内の、なんという品の良さ。案内されるがままに席に座る。

「今日は解約のご相談に・・・」「分かりました。お客様の契約をご確認いたします」

・・・。「こちらです」

え”?契約解除料、 9500円(税込10260円)?

彼女の頭は混乱した。理解ができない。「私は、契約解除期間を、勘違いしていたの・・・?」

その通りである。彼女は二年縛りの規定を誤解し、実はもっと早く解約できたものをバリバリクソXperiaで引き延ばし、「モノを大事に使った♡」といった自己満足だけを得、契約解除期間が過ぎ次の契約に入ってしまったために違約金\10260を払う羽目になってしまったのである。

ああ、恨めしい。真っ白な壁が、彼女の心の虚無を表しているようだ。彼女はスムーズな自動ドアがひっそり開いたことにも気が付かず、下を向いたままソフトバンクショップを出た。「特権階級」に溺れて、彼女は確認を怠った。「ソフトバンクだってなんか通知してくれたらいいのに・・・」人のせいにしてはいけない。これはすべて彼女が悪いのである。

結局彼女は、ソフトバンクの基本料金とワイモバイルの基本料金との差と契約解除料を天秤にかけ、ソフトバンクを、見切ったのである。

「そう、時代の最先端にいるのはわたし。これからは、格安スマホの時代よ・・・」

彼女の負け惜しみが、夕焼け空に、漂った。カラスの鳴き声は、そんな醜い彼女の姿を意に介さず、大空に飛び立った。そう、何も、変わらなかったのである。

そしてそんな慢心とうぬぼれと中二病精神が、さらなる悲劇を生むことになることも知らずに。

次回、「え、もしかして私のスマホ、スペック低すぎ・・・?」
乞うご期待!

コメント

  1. […] で見つけたAndroidのマウス運用の正解とは。 https://exanano.com/howto/smartphone-use-mouse/ […]

タイトルとURLをコピーしました