Shure SE846とSE215SPEとAONIC3を比較してみた。

イヤホン
SE846

Shure好きなら誰しもが一度は欲しくなるであろうイヤホン。

SE846

ついにボクも手に入れてしまいました。

定価10万円の高級イヤホンは初めてShureを購入した高校2年生以来の夢であり一つの目標でもありました。

おそらく初めて買ったSE215SPEの10倍の機能,効果はないでしょう。結局は音の出る小さな物体ですから。

でも10万円のSE846はたしかにSE215SPE以上の「何か」を持っていました。

パーツの性能や謎の数値で語って欲しい方は別の専門家の記事へ行ってください。

本記事は長年SE846にあこがれて、ようやく手に入れた昔はガキンチョだったボクの感想です。

SE846の構成

まずはじめに、SE846の紹介を軽くしていきたいと思います。高額イヤホンということで他のイヤホンにはない特徴がいくつかあります。

SE846はいろいろパーツを交換して楽しむことができます。

ノズルについて

他Shureシリーズとの一番の違いは「ノズル」を交換できること。

  • バランスノズル
  • ブライトノズル
  • ウォームノズル

3つのノズルを交換することができます。

イヤーピースについて

Shureともなるとイヤーピースもいろいろついてきます。

  • フォームイヤーピース
  • トリプルフランジ
  • イエローフォームイヤーピース
  • シリコンイヤーピース

4種類ものイヤーピースがついてきます。

おそらく多くの人が購入するであろう5,000円前後のイヤホンはシリコンイヤーピースのみがついてきますよね。

したがってシリコンイヤーピースしか知らない人もいるかもしれません。

Shureは遮音性能が特出した特徴としてよくあげられます。

遮音性はイヤホンの形…というよりはイヤーピースで決まることが多いです。(もちろんShureの耳に沿った形状も遮音性に一役買っているけれど)

(イエロー)フォームイヤーピースであったり、トリプルフランジイヤーピースなんかは遮音性に優れたイヤーピースで、Shureを使っている人はたいていそれらを使っています。

Shureを開封したときに最初についているイヤーピースも「フォームイヤーピース」であり、やはりShureを使うのであれば、フォームイヤーピースを使うのがデファクトスタンダードだと思います。

ケーブルについて

安価なイヤホンはケーブルとイヤホン本体は一体化していますが、1万円を超えてくるとイヤホンとケーブルが別々に分離できるタイプのイヤホンが増えてきます。

SE846もケーブルとイヤホン本体を分離できるタイプです。

SE846に標準のケーブルを使ってもいいですし、自作したケーブルを使ったり、お店で販売されているO万円するケーブルに交換してもいいです。

今回購入したものには

  • Shure コントローラー付きケーブル
  • Shure SE846用ケーブル
  • Shure ワイヤレスケーブル

の3つが同梱されていました。

今回の構成

今回比較するに当たってはSE846の標準スタイルと比較することにしました。SE846を購入したときから何もカスタムしていない状態です。

  • バランスノズル
  • フォームイヤーピース
  • SE846用ケーブル

この3つの組み合わせで聴き比べしていきたいと思います。

SE846,SE215SPE,AONIC3の比較

書き方としては「OOと比較してSE846はどうこうである」という書き方をしたいと思います。

ちなみにちゃんとハイレゾ音源を使って聴き比べをしています。

moraさんからダウンロードできるxperiaのCM曲で聴き比べをしました!

SE215SPEと比較してSE846はOOである!

  • 全部の音が聞こえる気がする!
  • 中音が綺麗
  • 低音は「ドスンドスン」感が少し薄れた。

SE215SPEはそもそもSE215の重低音強化版のイヤホンですし、BA型ではなくダイナミック型なので低音が得意なのは当たり前だと思います。

またBA型は中音高音が得意なので低音が得意というわけではありません。

したがってSE215SPE>SE846となるのは当然といえば当然のような気はします。

でも「ドスンドスン」感が少し薄れただけで、かなりドスンドスン聞こえるのは確かです。SE215SPEは低音が「キター!」って感じだったのが、SE846は低音が「くっきり綺麗に聴こえる…」という感じです。

弱い強いという感じではなくて良くも悪くもガチになったという感じ。

一人で日本酒を嗜むのがSE846。

居酒屋でみんなでわいわいレモンサワーを呑むのがSE215SPE。

そんな感じです。

中高音も入れたらSE846はすべてが綺麗に聞こえます。

この曲がすごい好きなのですが、SE215SPEだと伴奏をくっきり聞き取りづらい部分が多少あるのですが、SE846は全部聞こえてきます。

多少ぼやけていた細かい部分がすべてくっきりと聞こえてきます。

電車とか歩きながらとかながら聞きとか。そういう「聞いている時」はわからないかもしれません。

でも「聴いている時」はわかります。

音の縁が聞こえてきます。

AONIC3と比較してSE846はOOである!

  • すまん、SE846にすべて負けてるわ。

AONIC3を購入して一番最初に受けた印象は全体的にバランスのよいイヤホンだな…というものでした。

BA1基なのでそこまで期待はしていなかったですし、重低音は当然すごくはないし、中高音が綺麗なイヤホンなんだろうなと思って購入しました。そして期待通りの性能でした。

日常的に気軽に使うには良いイヤホンだと思いました。

というわけでバランスの良いいいイヤホンだったので、バランス型の上位機種であるSE846に勝てるところは一つもないのですね。

ただAONIC3がだいたい2万円。SE846がだいたい10万円。お値段約5倍です。

性能差が5倍あるかと聞かれたらそんなことはありません。

性能差はだいたい3倍くらい…というところでしょうか。

AONIC3の感じを3倍にしたらSE846になる…という印象を受けました。

5倍だして3倍の性能にするかはお財布と相談してください。

SE846はバランスの良いすばらしいイヤホンだった。

10万円するのでね。1万円、2万円程度のイヤホンに負けるわけはないのですよ。そりゃそうですよ。でも木になりますよね?

実際カジュアルにわいわい音楽を楽しみたいのであれば、SE846よりもSE215SPEを購入したほうがハッピーになれる気もしました。肉体的にも精神的にも。

だけど静かな部屋で静かに音楽を聴く…そういうときにはやはりSE846のほうに軍配が上がります。

お家時間が増えている昨今ですから…これを気に高級イヤホンを手に入れてしっぽりとお酒を飲みながら音楽鑑賞するのも良いかもしれませんね。

ボクも静かに音楽鑑賞を楽しみたいと思います…。

ありがとうございました…。

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